歯周病

で、歯周病が全身に及ぼす影響について様々な事が分かってきています。歯周病の原因菌が腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し、脳梗塞、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、心内膜炎、糖尿病などを引き起こします。

においても、3歳以上80%の子に歯周病が存在すると言われており、人と同様に心臓病(僧房弁閉鎖不全症)の進行や、その他の全身疾患にも関与することが分かっています。
そのため、積極的な除菌と万全を期した麻酔下での歯石除去と歯周ポケットの、お家でのお手入れと定期検診が必要不可欠です。

歯周病

歯周病の原因菌はいくつもありますが、人ではポルフィロモナス ジンジバリスが特に問題になっています。犬や猫では人の菌と共通のDNA型を持ったポルフィロモナス グラエ(P.gulae菌)が問題となります。

ある調査研究で、このP. gulae菌は犬と一緒に生活している家族の16%からも検出されることが報告されており、口腔内グラエ菌はヒトと動物の共通感染症です

歯周病菌の遺伝子検査・悪性度検査

グラエ菌は、遺伝子検査によりA、B、Cの3つの型に分類され、C型が最も病原性が強いものであることが分かっています。
また、このC 型 は、 人のジンジバリス菌の中で最も病原性の強い菌株よりも、病原性が高いことが明らかにされました。

検査は簡単で、歯に溜まった歯石を専用のブラシで擦るだけでグラエ菌の存在や、菌の型が分かります。
まずは、グラエ菌の有無を知るために歯周病原細菌の悪性度検査を受ける必要があります。

グラエ菌が見つかったら?

もし、グラエ菌が見つかったら、歯石の除去が必要になります。それは単に表面に見えている「歯石を取る」だけではなく、人と同様に「スケーリング」「ルートプレーニング」が基本となってきます。

スケーリング(scaling)

スケーラーと呼ばれる器具を使用して、主に歯の表面の歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を除去する処置。

ルートプレーニング(root planing)

歯周ポケット内部の歯石や歯根表面の汚染されたセメント質を除去し、歯の根(root)を硬く滑らかに(planeに)する処置。

ただし、ワンちゃん達は、人のように長時間口を開けていてはくれないので、これらは全身麻酔下での処置になります。
従って、当院では、麻酔前検査として血液検査と胸部レントゲン撮影を行い、安全・安心の元での処置を行っております。

気になる方は是非お問い合わせください。

TEL 042-514-8411 042-514-8411